有機フォトダイオードによる積層型イメージセンサー(サムスン)

  韓国のサムスン有機フォトダイオードによる積層型イメージセンサーを研究しているようです。具体的には、有機フォトダイオードを用い、カラーフィルタなしで、緑色の分離を改善する方法を確立し、積層型イメージセンサの使うことが目的のようです[1-2]。

 

   カラーフィルターを使わない積層型イメージセンサーといえば、シグマのFOVEONセンサーが有名ですね。FOVEONセンサーは低感度撮影では最高の画質が得られると評判の一方で、ISOは800くらいまでしか上げられない、高感度の弱さも有名ですが、
サムスンの積層型イメージセンサーはどうなるのでしょうか。

   

   カメラで主流のベイヤーセンサーは高感度性能の改善もひと昔前に比べて、頭打ちになってる感もあるので、有機センサーに期待ですね。

 

参考文献

1. Gae Hwang Lee, Xavier Bulliard, Sungyoung Yun, Dong-Seok Leem, Kyung-Bae Park, Kwang-Hee Lee, Chul-Joon Heo, In-Sun Jung, Jung-Hwa Kim, Yeong Suk Choi, Seon-Jeong Lim, and Yong Wan Jin, "Green-light-selective organic photodiodes for full-color imaging", URL:https://www.osapublishing.org/oe/fulltext.cfm?uri=oe-27-18-25410&id=417051

2. image sensor world, URL:http://image-sensors-world.blogspot.com/2019/08/samsung-presents-green-selective.html